どんなクルマ?

 トヨタハイブリットシステム(THSⅡ)を搭載したコンパクトカー。アメリカではプリウスcで売られ、ヨーロッパではこのシステムがそのままヴィッツ(ヨーロッパ名ヤリス)に搭載されていて、日米欧で商品イメージが違う模様。価格は廉価グレードLで169万円からとコンパクトカーにしては価格が高い。が・・・2012年6月で納車が10月~11月と言われるほどバカ売れしている。

 なんといってもJC08モード燃費で35.4㎞/LとHVカーでは、最高の燃費をたたき出す!!(10・15モード燃費ではLグレードのみ40㎞/LでSとGは37㎞/L)。そこが消費者の目を引くポイントで、乗ってみると同サイズのガソリン車に比べて質感の高い内装になっている。んで、走らせてみると同サイズのガソリン車に比べて、良く走るし、静かだし。うん!こりゃ買いだなって思うけど、廉価グレードは169万円からとまあそれなりの値段。2010年のエコカー補助金でプリウスがバカ売れしたのに引き続き、アクアも売れてるんだから、日本は不景気とかいうけどお金を持ってる人って結構いるんだね。

ドライブルート

 今回のドライブは、中間グレードのSでスマートエントリパッケージというメーカーオプションのついた車両。タイヤはブリヂストンのエコピア。ドライブコースは、一般国道104号線と4号線を使い八戸市ー北上市で燃費チャレンジ走行。その後、北上江釣子インターから東北自動車道を二本松市まで、そのあとは磐梯山のワインディングを楽しんだ後、山形市へ。んでんで、また磐梯山でワインディングを楽しんだ後、二本松市から東北自動車道で北上江釣子インターで一回降りて、そっから高速道路の燃費チャレンジ八戸へ。(ん?なぜ磐梯山のワインディングを2回も?)

 実は、アクアの燃費を調べたくて、上記のコースとは別に八戸市-一般道-北上市。北上江釣子インター-東北自動車道・八戸自動車道-八戸インターで燃費チャレンジをしています。

このクルマの良いところ

 燃費の良いのはもちろんですが、今までは250万近く払わないと買えなかったTHSシステム搭載のハイブリットが200万くらい払えば手に入るようになったことですね。アクア 燃費計
他社にも安価なハイブリットはありますが、電気モーター単体で加速したり、60km/H付近でもエンジンをストップさせて走らせることの出来るハイブリットのがTHSの特徴。何が言いたいかっていうと、同じくらいの燃費を出せるホンダのIMAシステムもあるけど、”ガソリン車とは違うハイブリット独特の雰囲気”はやっぱりTHSには敵わないという事ですね。それが200万以下で買えるという素晴らしさ!

 

 


福島までドライブした時と北上までドライブしたとき、別の車両でしたが、どちらもブリヂストンエコピアを履いていました。ただエコなだけじゃなく、ワインディング走行でもへこたれない良いタイヤでした。

 


左側がバッテリー残量とハイブリットシステムの状態を示すインジケーター。充電状態、EV走行状態を確認出来る。右側が燃料計、シフトポジションに速度計。プリウスと似たシンプルなメーター周りです。

 

 


どんなクルマでも車載燃費計と満タン計算法で誤差が出ると思いますが、トヨタのクルマは満タン計算法より車載燃費計が燃費良く表示されます。満タン計算法だと同じ区間の走行がフィットHVとあまり変わらなかった(汗 

 


インターネットのサイトや雑誌にトランスミッションがCVTって表記があったりしますが、THSは無段変速機であるのは間違いないですが、ガソリン車が搭載しているCVTとは別物です。モーターとエンジンの出力を融合する何か難しいトランスミッションがついております。