カローラとは

 wikipediaによると、「トヨタの代表的な車種で、日本において最も普及カローラマークした大衆乗用車シリーズの一つである」「その時代毎の基準から見て 常に手堅く中庸な設計を用いつつ、ユーザーの上位志向に応えた装備類の充実、派生モデルの開発などで、日本国内市場、輸出市場の両面で成功を収めた」っとある。
 トヨタ80点主義の象徴的存在で、1969年から2001年の33年間連続して車名別日本国内販売台数第一位を維持。日本の自動車産業を牽引してきたクルマ。2002年以降は、コンパクトカーや1BOXミニバンが流行り、近年では低価格なハイブリットカーが登場した事から、販売台数順位は落ちているが、ワゴンタイプの派生型の販売が好調なところもありトップ10入りを維持している。

今回は、実用性重視!!

 先代カローラアクシオセダンタイプに”アクシオ”というサブネームが与えられた先代モデルは、若者でも受け入れられそうな流線型で格好の良いモデルだった。今回は実用性重視へ路線が変更され先代のスタイリングに見慣れていた私は、新型のカローラってちょっとな・・・思っていた。しかし、今回600km近くドライブしてみて、先代より進化して扱いやすくなっていて”確実に良くなっている”事が感じられた。そして「お!なかなかやるじゃん!!」っと、これはオススメなクルマだなって考えが逆転したのだった。

このクルマの良いところ

 カローラアクシオ視界とにかく、運転していて疲れないところが一番の良いところだと感じる。先代より50mm程短くなりコンパクトになったボディは、バック駐車の時に大きさをあまり感じさせないし、空力重視の”流行”のクルマと違い、前方視界が凄く良くなっていて、車幅が掴みやすい。そして、最小回転半径は4.9mと小回りが効く。普段の足として使うのにこの事はとても重要な事だ。そして、ロングドライブ時もなかなか良い。エンジンとトランスミッション(CVT)のセッティングが良く高速道路やバイパスの登り坂で、アクセル操作をそれほど意識しなくても速度を維持できる(数年前のCVT車はだらしなく速度が落ちていく)。カーブで車体がロールするときも穏やかで、足回りがしっかり接地している安心感がある。

特筆すべき点は、上記の事が、意識してみないと判らないほど「普通の出来事」のように感じられ、他のクルマと比べてみないと判らない点にある。それこそがカローラの神髄なのだ!!

また、SRSカーテンエアバッグや横滑り防止装置が標準装備(ビジネスパッケージを除く)なのも評価すべき点。


 


グリルとヘッドライトが直線的なデザイン。でも、ボディーは曲線でふっくらした感じ、んで後ろのデザインは、トランクのとこでストンっと切られたような感じで、なんとも微妙な印象を受けてしまった。

 


タイヤは175/65R15。先代の195/65R15からサイズダウンしているが、走りの重厚感は新型のほうが上。
乗り心地の良いサスペンション設定だが、ワインディングでは、意外と頑張ってくれる。ただ、ステアリングに伝わってくる感じは、お察しください。

 

 


サイドエアバッグとカーテンシールドエアバッグが標準装備される。一時期ヴィッツやラクティスにも標準装備されたが、現行型はメーカーオプションになってしまった。マイナーチェンジで、メーカーオプション扱いされなければいいが・・・