どんなクルマ?

 長年、日本で一番売れてきたトヨタ「カローラ」ファミリーを追い抜き、日本で一番売れているクルマの座をゲットした「フィット」。そのフィットのハイブリッド仕様。ハイブリッドと言えばトヨタ「プリウス」があるが、現在は、そのプリウスとどっちが一番売れるか競争中。

 このクルマの凄いところは、みんなが買えるコンパクトカーでハイブリッドを実現したこと。値段も159万円からとお手頃。正直、プリウスと燃費はそんなに変わりません。まあ、その分プリウスと比べて劣るところはあるけれど。。。でも159万円で、燃費のいいハイブリッドに乗れるんだからいいですよね。

 ちなみに、燃費は10・15モード燃費30km/Lで、マツダ「デミオSKYACTIVE」と並んでクラストップ。しかしもうすぐトヨタから10・15モード燃費44km/Lのスモールハイブリッドが出る。

ドライブルート

 今回のドライブは、フィットハイブリッドの標準グレード。タイヤはダンロップのエナセイブ。ドライブコースは、一般国道104号線と4号線を使い八戸市ー北上市で燃費チャレンジ走行。その後、北上江釣子インターから山形蔵王インターまで、燃費気にしないで速い流れに乗っての走行。翌日、山岳路の月山道を通り、酒田市、にかほ市を回って十文字町から高速道路で北上市まで、この区間もあまり燃費は意識しないで思うがままに走行。北上江釣子インターから八戸インターまでは高速道路の燃費チャレンジを実施。

 燃費チャレンジでは一般道が29.5km/Lと30km/Lにかなり近い数値を出す事が出来ました。高速道は23.5km/L。プリウスで同条件の走行をした場合、差は2km/L~3km/Lくらいかな?燃費だけで考えるならプリウスもフィットハイブリッドも変わらないかも。

このクルマの良いところ

 これは良い!っと思ったのが、ハイブリッド車にはクルーズコントロールが標準装備だということ。
クルーズコントロール良い燃費を出す近道は、巡航時にとにかく速度を一定に保つ事。しかし、一定に速度を保ち続けるのは非常に難しいし疲れます。それを勝手にやってくれるんだから、助かります。
燃費を重視するクルマには必需品だと感じます。

 

 次に良いところは、これはホンダのハイブリッド車全般に言えることだけど、ハイブリッドシステムがコンパクトだから、収納スペースの犠牲が少ない事。ハイブリッドのライバル、トヨタの場合はこうはいかない。
フィットの収納力そして何よりもガソリン仕様のフィットが売りにしている収納の多さもハイブリッドがしっかり引き継いでフィットらしさを失っていないとこが良い!!
 だからフィットが欲しいユーザーが若干犠牲になった収納だけ目を瞑れば、ガソリン車よりもいい燃費を出すハイブリッドを選ぶ事が出来る。
でも、単純に燃費の良さでガソリン車とハイブリッド車の車両本体価格差を埋めようとすると、かなりの距離を走らないといけないけど・・・

あと、ホンダのハイブリッドは、”ハイブリットならではの特別感”を味気ない力不足を感じさせない動力性能と燃料コストという結果でしか感じることが出来ない。そのために31万円も多く車両代を払ってハイブリッドにしたいかって言われると・・・サンキュウボウヤの個人的感想ですが、それに近い値段払うんだったらRSのMTを買おうぜーっと思うのです。


フィットハイブリッドメーター
エンジン回転計で1000rpmごとに、速度計が20km/Hごとに照明がついている。速度計は、アクセルの踏み込み具合で色が変わりエコな運転をドライバーに呼びかける。しかしチカチカして目障りな気がする。

 

フィットハイブリッドメーター夜
夜間は、XBOX360「HALO」シリーズに出てくるコブナント軍の兵器みたいな色合いになる。こちらは明るさを調整出来るのがいい。

 

給油口
ホンダ車全般なのかは、判りませんが、ドアロックをはずすと給油口のロックも外れ、後は外から給油口の外蓋を押す事であける事が出来ます。最初、開け方が判らず戸惑いましたw

 

エコスコア
走行終了後、キーをOFFにすると、エコスコアが表示されます。だから、どうだ?って言われればそれまでですが、ここに出たスコアがどういうレベルなのってね。燃費走行を楽しみたいのであれば、純正ナビを装着しホンダプレミアムクラブに登録して、燃費ランキングに参加したり燃費履歴を残して楽しみましょう。

 

燃費計
今回の最高燃費は、八戸市~北上市まで一般道燃費チャレンジ中、中山峠を下って、下って滝沢村をすぎて、国道4号岩手大学付近にて、30.6km/Lを維持した事。盛岡市内でストップ&ゴーが多くてもガソリン車に比べて燃費の落ち込みは少ないです。