走行インプレッション
TRDのスポーツサスペンションは、ノーマルRSより25㎜ローダウンされている。これは、MT車、CVT車共通。ポテンザRE11を履いてみたが、硬い・・・ボディーに突き刺さる衝撃が、明らかにクルマの寿命を縮めている気がする。ロール剛性は、お世辞にもいいとは言えず、ポテンザの強力なグリップとスポーツサスペンションによる凄まじいコーナリングにより、大きくロールを感じて、純正のスポーツシートでは物足りなくなる。
MT車に装着できるヘリカルLSDの力でコーナリング時にアクセルを入れトラクション(駆動力)をかけなら駆け抜ける事が出来るが、これまたポテンザの強力なグリップにより思ったよりカーブの内側に入って焦る。
エンジンは、いたってノーマルの1NZ-FEで、カローラとかそういう当たり前のクルマに搭載されているのと同じ。RSグレードは、それがそのまま載っているだけで、インターネットや雑誌のインプレッションでは評価を下げているが、前のページにも載せたとおり、誰がRSグレードをノーマルで乗るのか・・・
TRDスポーツMは「スポーツエアフィルター」「エキゾーストマニホールド」「ハイレスポンスマフラーversionS」が入っていてエンジンの音がスポーティになっている。給排気系がノーマルのものと比べると雰囲気はだいぶよくなっている。もちろんトルク特性も3000rpm~4000rpmで盛り上がりのある感じで、とにかく扱いやすいため、そこらへんでスピードを出したくなるので注意が必要だw
ちなみに、新車で納車された、その日に宮城県まで高速道路を使ってドライブしたのだが、はじめは慣らしをしようと思って3000rpm以下で走ろうとしてみたがギア比の関係で一番上の5速100km/hで3100rpmだったというオチ。しかもそっからエンジンが頑張りだすので、結局納車されたその日に5000rpmまで回してしまいました。
今までは、MT車に乗ると比較的早くギアアップして低回転で走るクセがあったが、このクルマに乗ってから、ほとんど5速に入る事がありません・・・。