どんなクルマ?

 今回2代目に進化したラクティスは、名前は違うけれどファンカーゴから進化してきたヴィッツベースのワゴンタイプ?っという位置づけのクルマ。ヴィッツが、一家の中で足グルマとして2台目以降という位置づけ。それに対しラクティスは1台目、または一家に1台だけのクルマとして使えるよう、後部座席の居住性、荷物の搭載量が充実した広さを持っている。

 今回のモデルからスバルでも「トレジア」という名前でOEM販売されることになっており、装備品は「トレジア」にしかついていないものもあるので、購入を検討される方は、ぜひ「トレジア」も見ていただきたい。
  他社で同じクラスのクルマは、ホンダ「フリード」、日産「ノート」、三菱「コルトプラス」がある。

 私は、ファンカーゴに乗っていて、次のクルマは「ラクティス」がいいかなって6年前にファンカーゴ後継車として初代ラクティスが出た時に、本気で悩んだ事があった。でもファンカーゴにあった「道具感」(なんじゃそりゃ?)がなくなり、見た目がよくなった分、あまり個性のないクルマになってしまったため、あまり魅力を感じなくなった。今回のモデルチェンジでは、更に道具感は消えて普通のクルマになってしまったように思える。ただし、走り、環境性能、扱いやすさ、質感などが良くなり全体的な完成度は高い(トヨタお得意の80点主義か!!)

 

 グレード構成は、1300ccのFFと1500ccのFF、4WD。1500ccのFF車はガラスルーフ付車や、ヨーロッパ向けと同じサスペンションを装備するグレードがある。どちらも同時には選択できないため、家族を重視するか、自分を重視するかで迷うところ。また、ルーフのデザインが悪くなってしまうが車椅子仕様車も改造車ではなくカタログモデルとしてある。
 今回のドライブレポートは1500ccの4WD、Xグレードで行っています。

2代目ラクティス
先代の初代ラクティスに比べて55㎜も低くなっている(Xグレード4WD車比)トール系ワゴンの位置づけにあった初代ラクティスから、2代目で背を低くしたのは、ワインディング走行を求められるヨーロッパ市場での販売を意識したからとか。(ちなみに初代は日本だけで売られていた)

 

ラクティス シフト
1.5L車は2WDと4WD車どちらも7速スポーツモード付CVT。更に常においしい回転数を維持するスポーツモードが用意されている。
先代ラクティスに比べてシフト操作が行いやすい位置にあり、ドライバーが積極的にシフト操作を行えるようになっている。

 

ラクティス
後部座席を倒す事でホームセンターで大きな買い物をしたときにも十分なスペースが確保出来ている。ただ、ファンカーゴの荷物スペースをフル活用するようなユーザーは高さに不満を感じるだろう。まあそういうユーザーは、ほとんどいないと思いますが(笑